2月10日付で、Mac版 Scappleが1.5.0へアップデートされました。ver.1を購入している方は無料でアップデートできます。2022年10月24日付けで配布された1.4.2以来のアップデートです。
アップデートの手順
たいていの場合、アプリを起動すると自動的にアップデートを促すウィンドウが開きます。もしも開かない場合は、[Scapple]→[Check for Updates…]を選びます。アップデートを案内するウインドウが開いたら、表示に従って操作してください。
アップデートの内容
主な変更点は次のとおりです。
- サポートするOSのバージョンは10.15.0以降に。開発に使う言語をSwiftへ変更し、ソースコードを大幅に見直したため。
- macOSネイティブのタブをサポート。
- ライブドラッグモードを実験的に追加。shiftキーを押しながらドラッグ。
- 見切れているノートを、shiftキーを押しながらクリックすると、その全体が表示されるようにスクロールする。
- 全体的な描画の最適化。
- 日本語などのマルチバイトフォントで、インライン書式を保存しないことがあるバグを修正。
- 複数のノートのテキストをコピー&ペーストすると、改行で区切られずに同じ行に結合することがあるバグを修正。
- テキストがSpotlightインデックスに保存されないバグを修正。
そのほかにも多数の修正が行われています。詳細は、公式サイトのリリースノートを参照してください。
→「Release Note (macOS)」(Literature & Latte)
付論
多数のバグが修正されたことはもちろん喜ばしいのですが、将来的なことを考えたときに注目したいのは、開発言語をSwiftへ移したことです。SwiftはAppleが開発したプログラム言語で、Macだけでなく、iOSアプリも開発可能なので、Scappleの登場以来待望されてきた「Scapple for iPad」が登場する可能性がとうとう現実味を帯びてきたと言えなくもありません。
もっとも、私は開発関係には明るくないので、Swiftを使ったクロスプラットフォーム開発がどの程度現実的なのか、それがScappleで可能なのかは分かりません。公式からの返事もあるので、興味のある方は公式フォーラムで検索してみてください。