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【速報】L&Lが認証・販売業者を変更、同時にScrivenerを値上げ

6月14日付けでL&L公式ブログに新しい記事「eSellerate Checks Out; We Get on Board with Paddle」が掲載されました。はっきりしない点もありますが、既存ユーザーにも少なからず影響がある内容ですので、速報で紹介します。

なお、当サイトは一介のファンサイトですので、誤訳や誤解のおそれがあります。必ず公式情報も参照してください。以下の記述の《……》内は公式記事の原文です。

前記の記事のポイントは3つです。

  • ScrivenerおよびScappleの、ライセンス認証および販売業者を変更する(正確な日程は未確定)
  • Scrivenerを45ドルから49ドルへ、Scappleを15ドルから18ドルへ値上げする
  • 旧バージョンScrivener 2.9 for macOSを無料化する(ただしmacOS 10.12以上は非サポート)

認証および販売業者の変更

従来、ScrivenerおよびScappleのインストール認証(アクティベーション)および販売を行ってきたeSellerateが終了《demise》するため、Paddleという別の業者を使うことになったようです。これに伴い、既存ユーザーはPaddleのシステムを使って認証を、新規ユーザーはPaddleのシステムを使って購入する必要があります。

既存ユーザーに対しては、以下のように示されています。

  • 購入済みライセンスは引き続き有効である
  • 当面の間、アップデートに際して再認証する必要はない
  • 今後ScrivenerまたはScappleを新規インストールするには、Paddleを使って認証する必要がある
  • オフラインのアクティベーションは不可能になるため、アクティベーションにはインターネット接続が必要になる

新規ユーザーまたは購入については、以下のように示されています。

  • Webサイトと同様に、アプリ内で、新規購入や旧バージョンからのアップグレードが行えるようになる《in-app checkout》
  • Mac版を購入済みのときにWindows版を、およびその逆を購入するときに適用される割引(クロスグレード割引)の提供は終了
  • Mac版とWindows版のセット割引(バンドル販売)は引き続き提供する(一時的に提供できなくなる期間がある)

販売価格の値上げ

業者の変更とともに、新規購入価格が、Scrivenerは45ドルから49ドルへ、Scappleは15ドルから18ドルへ変更されます。業者変更前であれば現行価格で購入できます。

L&Lは長い間値上げをしていませんでしたし、(月額制ではなく)買い切り制をできるだけ維持したいと、開発者自身が繰り返し表明しています。たとえば公式フォーラムの「Please do not go subscription.」に対するKeithの返答をごらんください。要するに、買い切り制で十分な利益があるうちは月額制にはしないと言っています。

なお、「現在の価格は、VAT(付加価値税)と売上税が含められています。」《VAT and sales tax should be included in all prices you see in the store now, something that was never possible with eSellerate.》←ここは現ストアのことを指すのだと思われます。いまeSellerateでバスケットへ入れるとTaxが「0」になります。

macOS版Scrivener 2.9の無料化

旧バージョンであるScrivener 2.xをPaddleに対応させるのは現実的ではないとの判断から、2.x系列の最終バージョンである2.9が無料化されます《Scrivener 2.9 for macOS is now free》。

ただし、Scrivener 2.9の対応OSはmacOS 10.11以前です。現行の10.14を含め、10.12以降はサポートされないので注意してください。macOS 10.12以降に対応するのは、Scrivener 3です。

なお、前記の記事に、Windows版1.xに関する記述はありません。

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