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投稿サイト用セットv1b1(Mac版ver.2.x向け)

「小説家になろう」などの投稿サイトの原稿を執筆される方のために、Scrivener用のサンプルファイルセットを作成しました。

  • 現在のバージョン:ver.1.0 beta1
  • 配布場所:当サイトのフォーラム「向井領治の著書のアフターサービス」よりダウンロード(フォーラムへ参加するには無料のメンバー登録が必要です。→フォーラムについて
  • 料金:無料
  • 動作保証:なし 自己責任でご利用ください
  • 動作要件:Scrivener 2.x for Mac(執筆はWindows版1.xおよびiOS版1.xでも可。Scrivener 3 for Macでのインポート可)  ※Scrivener 3用は準備中です
  • 再配布:不可
  • 改変および改変したものの配布:可

主要機能を以下に紹介します。

自動字下げ

コンパイル時に字下げのスペースを自動的に追加します。原稿には字下げのスペースを入力する必要はありません。なお、商業出版の一般的なルールにならい、括弧で始まる段落はスペースを追加しません。

Scrivenerでは字下げのスペースを入れずにおきます。iOSでも全角スペースを入れる必要はありません。コンパイルすると、括弧で始まる段落を除いて、全角スペースで字下げされます。

●Scrivenerで執筆するときは字下げ不要
●コンパイルすると括弧で始まるもの以外の段落を全角スペースで字下げ

自動話数カウント

「第N話」という話数を自動的にカウントし、コンパイル時にはタイトルと組み合わせて「#第3話 夜」のように出力します。なお、サブエピソードのために、話数をつけないこともできます。

Scrivenerのバインダにはタイトルのみを記入します。

話数をつけたくないときはフォルダではなくファイルグループにしてください。

●タイトルを付けたいときはフォルダ、付けたくないときはファイルグループ

コンパイルすると自動的に話数がつけられます。各話のタイトルの先頭はマークダウンにならって「#」で示します。次の図は、「#」で始まる行を検索して見出しを拾ったところです。

●「#」を見出しとして検索したところ

話題転換マーク

掲載1回分の本文の中で話題を転換するときのために「(空白行)(全角スペース3個)●(改行)(空白行)」というセットを自動的に出力します。

話題転換のマークを入れたいところにサブフォルダを挿入します。このフォルダのタイトルは無視されるので、執筆用の隠しタイトルをつけてもかまいません。

●各話の下にフォルダを作ると話題転換の区切りとして扱う

コンパイルすると話題転換のマークと空白行を挿入します。

●区切り用フォルダを「空白行、スペース3つ、記号、空白行」として出力

出力結果を変更するには、コンパイル設定を変更してください。

自動ルビ書式変換

青空文庫式の表記でルビを原稿を書くと、コンパイル時に、HTML式、pixiv式、アルファポリス式のルビ表記へ変換します。

よって、ユーザーは青空文庫式の表記だけを覚えておけば十分です。投稿先に応じてルビの表記を変える必要はありません。同じ作品を複数の投稿サイトで発表する方に便利な機能です。

青空文庫式のルビ表記は次のようなものです。

|親字《ルビ》

上のテキストをHTML式で出力したときの例です。書式は次のとおりです。

<ruby><rb>親字<rt>ルビ</ruby>

pixiv式で出力したときの例です。書式は次のとおりです。

[[rb:親字 > ルビ]]

アルファポリス式で出力したときの例です。書式は次のとおりです。

#親字__ルビ__#  ←ルビ前後のアンダーバーは半角文字2つ

なお、「小説家になろう」「カクヨム」などは青空文庫式を採用していますが、自動字下げや話数付け機能でも使用するため、コンパイルして出力してください。

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