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Scrivener本の購入前のためのリンク集とFAQ

以前に比べ、長文執筆用アプリであるScrivenerを使っていると言及される方が増え、話題になることも増えています。日本語で読める単体のScrivenerの解説書として初めてだった『考えながら書く人のためのScrivener入門 小説・論文・レポート、長文を書きたい人へ』、iOS版を対象にした『いつでもどこでも書きたい人のためのScrivener入門』(ともにBNN新社・刊)を書いた者としては大変うれしいことですが、いきなり数千円の書籍をというのもハードルの高い話ですので、購入前の参考になる情報をまとめたリンク集を作りました。

リンク集

Scrivener本のFAQ

Q:「『考えながら…』と『いつでもどこでも…』はどう違いますか」

前者はMac版のver.2.xを、後者はiOS版のver.1.0.x(iPhoneおよびiPad)を対象にしています。

前者の刊行当時は、iOS版はありませんでした。2017年12月に発売したver.3は扱っていません。

後者はiOS版の解説書ですが、Mac版のScrivenerと連携する場合と、Windows版のScrivenerと連携する場合、その両方を同等に扱っています。2017年12月現在

【2017年12月30日追記】Mac版はver.3が発売されました。根本的な設計は変わっていませんが、当然ながら新機能は扱っていません。iOS版はインターフェースが日本語になったので、その点だけ読み替えてください。

Q:「『考えながら…』を買ったら『いつでもどこでも…』は不要ですか」

興味がありましたら、ぜひ2冊あわせてご活用下さい。

iOS版はMac版と機能やインターフェースが異なる箇所が大変多いため、2冊で重複する部分はほんの数パーセントです。また、藤井太洋さんは2冊両方にインタビューがありますが、ともに語り下ろしですので、内容はまったく異なります。

Q:「Windowsユーザーなんですが、『考えながら…』を買っても役に立ちますか」

おおざっぱに言って、Windowsユーザーの方が読んで参考になるのは6割程度と思います。

『考えながら…』はMac版のみを対象としていますが、Scrivenerの基本構造はMac版とWindows版で同じですし、ファイルに互換性もあります。MacとWindowsの両方を使った経験があれば、図を多少読み替えていただければムダにはなりません。

ただし、Windows版はMac版よりも開発が後まわしになっているため、機能が少なくなっています。たとえば、自由な位置にカードを置くことや、正規表現を使った検索置換ができません。

Q:「Wordしか使ったことがないんですが難しくないですか」

そういう方を基準に想定しています。

執筆専用アプリというと、テキストエディタやアウトラインプロセッサなど、ちょっと難しそうなツールを思い浮かべる方もいらっしゃるようですが、Wordがおおよそ使えるという程度でOKです。特別な予備知識は必要ありません。

Q:「アマゾンで『考えながら…』を探したら、なんか高い」「ネット書店で品切れなんだけど」

1. リアル書店で店頭在庫を探す、2. 電子書籍にする、3. オンデマンド印刷版にする、のいずれかでお読みください。

2017年8月現在、『考えながら…』の印刷版は、ネット通販の書店ではほぼ在庫切れで、税込2700円に対してプレミアムがついてしまっている状態です。大変残念ですが、これが実情です。ちなみに、古書をプレミアム価格で購入されても、著者や出版社にそのお金は回りません。

1. リアル書店で店頭在庫を探す

いまでもわずかながら店頭在庫が流通しているようです。ネットで在庫がわかる書店さんもありますので、探してみてください。たとえば→ 丸善&ジュンク堂

2. 電子書籍にする

iPadやパソコンで読める電子書籍も販売しています。電子書籍は印刷版より1割ほど安く、在庫切れがなく、ネットですぐにダウンロードできるので、可能であればこちらをおすすめします。→ 『考えながら書く人のためのScrivener入門』 電書版の取扱書店一覧

ちなみに、印刷版では図版はモノクロですが、電子書籍ではカラーです。

なお、電子書籍はiPhoneで読めることもありますが、『考えながら…』は固定レイアウトのため、画面の小さなiPhoneでの閲覧は現実的ではありません。iPadやパソコンでの閲覧をおすすめします。対応機種を含め、閲覧方法については、各電子書店の案内をお読みください。

3. オンデマンド印刷版にする

2018年1月、オンデマンド印刷版が発売されました。注文をいただいてから1部ずつ印刷するものです。詳しくは新サイトの「『考えながら書く人のためのScrivener入門』紙で買えます」をお読みください。

Q:「Scrivenerの本はScrivenerで書いたんですか」

はい。キャプチャをご覧ください。

『考えながら…』の末尾に、執筆過程のメイキングを収録しています。

Q:「小説を書くわけではないのですが、役に立ちますか」

解説にあたっては、特定のジャンルを前提にしないように心がけました。

「小説・論文・レポート、長文を書きたい人へ」という副題の通り、小説、シナリオ、学術論文、ノンフィクション、ビジネスレポート、法務に至るまで、あらゆるジャンルにおいて役立てていただけるよう配慮しました。

ただし、解説にあたっては具体例が必要になるので、構成作りの段階においては童話の「シンデレラ」をモデルにしています。これは広く知られているものですので、ご自身で執筆されるジャンルに読み替えていただければ幸いです。

Q:「電書は、iPhoneで読めますか」

約10インチ以上のタブレットまたはパソコンをおすすめします。

電子書籍版は固定レイアウトですので、画面の小さな端末での閲覧は現実的ではありません。また、iPad miniなどの7〜8インチ程度のタブレットでも難しいでしょう。(miniではない)iPadや、Fire HDなど、約10インチ以上のサイズの端末をおすすめします。

Q:「電書は、マーカーを引いたり、本文を検索したり、しおりをつけたりできますか」

マーカーや全文検索はできません。しおりはリーダーアプリの機能によります。

電子書籍版は固定レイアウトですので、マーキングおよび検索はできません。

ページ単位でマーキングするしおりについては、できるものとできないものがあります。たとえばKindleの場合、iOS版のアプリにはしおり機能がありませんが、Android版およびFire端末にはしおり機能があります。これは個別のタイトルの問題ではありません。Android端末やFireシリーズで閲覧するか、iOS版アプリにしおり機能を追加するようにAmazonへリクエストしてください。

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