Scapple超入門(5)おわりに

超入門のまとめと、このあとに進む方向について、Q&A形式で簡単にコメントします。

Q・Scappleはマインドマップやアウトライナーよりも優れているのか

それぞれ別のものであり、それぞれに特性があるという話はしていますが、どれが優れているという話はしていません。そもそも、基本コンセプトが違います。個人の好みや、書く内容に応じて、好きなものを使えばよいでしょう。

なお、OPML形式のファイルを介してScrivenerをマインドマップやアウトライナーと併用する方法は『考えながら書く人のためのScrivener入門』『同・ver.3対応改訂版』で紹介していますので、そちらを参照してください。

Q・Scappleはどのような作業に向いているか

最もプリミティブな段階で、ぼんやりしたアイデアを、ただひたすら書き留めるときに向いているでしょう。ノートを書き散らすだけで、グルーピングも階層付けもしない段階です。

ノート同士の関係をみつけていく段階で、グルーピングや、線を使った関係づけをしていくとよいでしょう。KJ法にはカード同士の関係を見つけていく段階がありましたが、その考え方もヒントになりそうです。

ある程度関係づけができたら、Scrivenerへ持って行くとよいでしょう。Scrivenerではフォルダを使った階層付けができますし、アウトライナーのように構造を作ることもできます。

逆に言えば、マインドマップあるいはアウトライナーから始めるワークフローで満足しているのであれば、Scappleは無用といえます。

Q・Scappleの問題は何か

Scappleには階層の概念がないので、いくら関係づけやグルーピングを行ってもほかのアプリケーションへ持って行く方法がありません。このため、書き留めたアイデア群をScrivener以外のアプリケーションで使うことや、本格的な構造作りへ発展させることを考えているのであれば、Scappleは使わないほうがよいでしょう。

また、人によって問題なりそうなことは、ドローツールがないことです。自由な線が引けません。なお、画像を挿入することはできます。

Q・個別の具体的な操作を知りたい

最初に参照する資料としては[Help]→[Quick Start Guide]をおすすめします。英文ですがたった2ページですし、これだけ知っておけば日常的な操作のほとんどは間に合います。

なお、ユーザーガイドは目次や索引を含めても120ページ程度です。Scrivenerの900ページ超えに比べればたいしたことはありませんし、必要そうなところだけを拾い読みすればそれほど時間はかからないでしょう。

Q・Mac版とWindows版、どちらがよいのか

基本機能は共通ですので、機能に関してはどちらでもよいように思います。Scrivenerを使っているOSに合わせるのが自然な選択でしょう。

私はMacをメインに使っていますが、個人的に注目しているのはWindows版をタッチ対応PCで使うことです。多数のノートを書き出した後に関連付けていく操作は、Macではマウスで行うことになりますが、タッチ対応インターフェースであればノートを直接指でドラッグ&ドロップして行えます。こちらのほうがずっと直感的でしょう。

将来iPad版がリリースされればよいのですが、いまのところ具体的な話を見たことはありません。

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