Scrivenerには、Mac版(ver.3)、Windows版(ver.3)、iOS版(ver.1)がありますが、機能は異なります。異なる点をどれだけ重視するかは人によりけりだと思いますが、機能の数だけを印象でかぞえると、次のようになるでしょう。
Mac版 > Windows版 >>> iOS版
いずれにしても、同等ではない点は留意しておく必要があります。
Mac版にあって、Windows版にない機能
次のようなものがあげられます。
- 本文の縦書き
- 複数のプロジェクトを1つのウインドウにまとめて切り替えるタブ
- タイプライタースクロールの高さの設定
- 本文をダブルクリックしたときに単語を自動判別して選択
Windows版にあって、Mac版にない機能
必ずしもMac版の機能が最上位というわけではありません。たとえば、次の機能はWindows版のみです。
- キーボードショートカットのカスタマイズ
- UTF-8以外のテキストファイルの読み込み(文字コードの変換と同時のインポート)
また、Windows版のver.3では、コルクボード表示でカードを自由な位置へ置けるようになりました。この機能自体はMac版にもありますが、Windowsではタッチディスプレイがサポートされているので、そのようなディスプレイを使っていれば、カードを指でドラッグして操作できます。macOSでもiPadと組み合わせる「サイドカー」機能はありますが、いうまでもなくタッチディスプレイのほうが直感的です。
iOS版にない機能
これはたくさんあります。
- テキストの連結表示
- コルクボードでカードを自由な位置へ置く(iPhoneではコルクボード表示自体できません)
- アウトライン表示
- コンパイル設定のカスタマイズ(不可能ではありませんが現実的ではありません)
ただし、フォルダごとにコンパイルする操作はiOS版のほうがやりやすいです。