Windows版 Scrivener、3.1リリース 日本語表示は油断禁物

10月25日付で、Windows版 Scrivenerのver.3.1がリリースされました。ver.3を購入している方は無料でアップデートできます。アップデート内容の詳細はリリースノートで確認できます

アップデートの入手

たいていの場合、アプリを起動すると自動的にアップデートを促すウィンドウが開きます。もしも開かない場合は、[ヘルプ]→[アップデートの確認…]を選びます。

主要な変更点

大きな変更点としては、以下のものがあげられます。

  • Windows 11に対応
  • Windows 7は動作要件として非推奨に
  • インターフェースの翻訳を、ボランティアベースから機械翻訳ベースへ変更

ほかにも、アクティベーションの動作の安定化を図った、スナップショットを削除するときに1度に複数のものを選べるようになった、MultiMarkDownの対応バージョンが上がったなど、細かな機能向上やバグ修正が大量にあります。詳細はリリースノートをご覧ください。

表示の日本語化は進んだが、意味不明な箇所も

今回のバージョンアップでもっと目立つ変更といえば、インターフェイスの日本語訳が進んだことでしょう。

これまでプルダウンメニューやダイアログなどの翻訳はボランティアが行っていましたが(筆者もMac版では協力しました)、リリースノートに機械翻訳をベースにしたものへ変更したようです。たしかに日本語訳も大幅に進み、ver.3.0.1ではほとんど手つかずだったオプションやコンパイルのウインドウもほとんど日本語になっています。基本書式を設定する画面の例文も日本語化されました。

しかし、安心はできません。以下のような問題があります。

  • 初期設定で選ばれているフォントは英語向けのままです。
  • 一部に中途半端に英語が残っています。たとえば、[ファイル]メニューにある[エクスポート]はカタカナですが、[Import]は英語のままです。
  • 機能を考慮していない直訳が見られます。たとえば、「コンパイルの概要」ウィンドウの右下にある「バックナンバーを追加します。」(英語版では「Add back matter」)は、まったく意味が通らないうえに、対になるオプションである「表紙の追加」(英語版では「Add front matter」)との対比としてもおかしいです。ほかにも、句点が付いたり付かなかったしますので、ネイティブのチェックを1度も受けていないように推測されます。なお、言語設定での表示は前バージョンから変わらず「Preview Release」となっています。

インターフェースの日本語訳については、おおむねよさそうですが、意味が通らない箇所は引き続きよく確認するほうがよさそうです。

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