Scapple超入門(2)ゆるやかなグルーピング

Scappleのもう1つの特徴は、グルーピングがゆるやかであることです。

視覚的に部品をつなげていくアプリの場合、部品をまとめて扱うグルーピングの操作では部品をがっちりとつなぎとめることが一般的です。

いったんグルーピングした後からでも、最近のアプリではグルーピングしたまま個別に操作できますが(昔はいちいちグルーピングを解除したものです)、まずグループを選択してから位置や書き込む文字を操作する流れになるので、操作手順は1段階増えるのが一般的です。

次の図はPowerPointで複数の図形をグルーピングし、後になってそのなかの1つだけを操作する流れです。1度目のクリックはグループの選択、2度目のクリックはその中の図形の選択(または図形の中のテキストの編集)になります。

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また、何も選択されていないときに、グループのいずれかの部品をドラッグすると、個別の部品ではなくグループ全体を移動します。部品としてではなく、グループとしての扱いが優先されています。

スタック

一方Scappleでは、グルーピングする方法として「スタック」と「マグネティック」があります。まずスタックから紹介します。

スタックは「積み重ねる」の意味で、Scappleではノートを積み重ねてリストのように扱うための方法です。

スタックしながらノートを作るには、まず新しいノートを作るか、いずれかのノートを選択してから、[Notes]→[New Stacked Note]を選びます。

既存の複数のノートをスタックとしてまとめるには、目的のノートを選択してから、[Notes]→[Stack]を選びます。

次の図は3つのノートをスタックしたところです。

スタックとしてまとめておいても、いずれかのノートをドラッグすると個別のノートを移動します。ただしスタックの設定は生きているので、ほかのノートの間隔が自動的に詰められます。次の図はスタックされた3つあるノートのうち、2つめのノートをドラッグして移動したところです。

ただし、スタックされているかどうかは、見た目ではわかりません。たまたま近いところに並置されているだけかもしれません。

マグネティック

グループとしての扱いをより優先させるには、「バッググラウンドシェイプ」と呼ばれる図形で囲んでから、マグネティックオプションをオンにします。具体的には、[Notes]→[New Background Shape]を選び、続けて[Notes]→[Magnetic]を選びます。

次の図は3つのノートを囲むようにバッググラウンドシェイプを作成し、Magneticオプションをオンにしたところです。この状態でバッググラウンドシェイプをドラッグすると、シェイプ内にあるノートも1度の操作で一緒に移動します(シェイプ内の、ノートがない領域を操作する必要があります)。ノートはシェイプからはみ出ていてもかまいません。少しでも重なっていれば一緒に扱われます。

シェイプ内にあるノートをドラッグすると、シェイプとは関係なく自由に移動できます。次の図はシェイプ内にあるノートをシェイプの外へドラッグしたところです。これはノートを移動する通常の操作と同じです。このあとにシェイプを移動しても、「新しいノート3」はシェイプ内にないので移動しません。

逆に、シェイプの外にあるノートをシェイプの中、または重なるように移動すれば、グルーピングをしなくてもまとめて扱えるようになります。

イメージとしては、Magneticオプションをオンにしたバックグラウンドシェイプは、ノートを置く皿のようなものです。皿を移動すれば皿の上のものも一緒に移動しますが、皿の上のものはいつでも取り出せるというわけです。一般的なドローアプリのグルーピングは、皿にラップをかけて、すぐには皿の上のものを取り出せない状態といえるでしょう。

なお、バックグラウンドシェイプはグループ化するためだけの機能ではありませんが、つねにグループ化の目的で使うのであれば、プリファレンスを開いて、デフォルトでMagneticオプションをオンにできます。

このように、Scappleではグルーピングという操作を廃したことにより、ノートを扱うときの操作がより直接的です。

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