Scapple超入門(3)ノートをつなぐ

Scappleの3つめの特徴は、ノート同士をつなぐのは後回しにすることが強く意識されていることです。

一般的なマインドマップアプリやアウトライナーでは、ツリー型の構造を持つことが意識されているため、複数の部品の関係を作るには、下位へ派生(連想)したり、上位へ統合(集約)する作業に向いているといえます。

次の図での作業の流れは、「セントラルアイデア」から3つの要素を連想し、「topic 1」から2つの要素を連想し、「1-2」から2つの要素を連想し……となるでしょう。もちろん後から親を付け替えたり、子を追加することはできますが、「大きなテーマから個別への部品へ」というトップダウン型の流れは変わりません。

アウトライナーでは上下の入れ替え作業はより柔軟性が高いため、「大きなテーマから個別への部品へ」という流れだけでなく、「とりあえず書き散らかして、後から上位の概念を作ってまとめる」というボトムアップ型の流れの作業にも対応できます。

たとえば、次の図のようなサンプルでは、個々の部品はいかにも上位から派生したように見えてしまいますが、実際にはどの部品から書き始めてもかまわないわけです。

Scappleのプルダウンメニューを見る限りはこのどちらにも対応できるように見えます。しかし、おそらく開発者はトップダウン型の流れで操作することは考えていないと思われます。あるノートを選び、そこから線でつないだノートを作ると、既存のノートに重なってしまうからです。これでは次々と気分よく派生ノートを作ることはできません。マインドマップアプリと同じ使い方をしようとすると、ここで挫折します。

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トップダウンの流れを維持しながらScapple流に操作するには、スタックを使います。次の図では、「新しいノート1」を選んで「新しいノートA」を作った後、スタックされたノートを追加しています。つまり、「新しいノートA、B、C」はスタックされています。

しかしスタックは単に積み重ねているだけですので、ドラッグすればいつでもどこかへ行ってしまいます。別のノートとの関係を線で示すには、目的のノートを選び、つなぎたい相手のノートへドラッグ&ドロップします。

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いまのところ私がScappleに向いていると考える流れは、散発的にノートを書き散らし、後からその関係を作っていくものです。

次の図では劇中に登場する人物などの名前を適当に配置しています。この時点ではまだ関係も階層もグループも決める必要はありません。

思いつくものを書き出したあとからノート同士をドラッグ&ドロップして関係を作っていきます。この段階では整理する必要はありません。ただそのように関係を作っただけです。

ここまできてやっと、マグネティックオプション付きのバックグラウンドシェイプを使ったグルーピングが役に立つでしょう。とはいえ、この流れはボトムアップ型であるとも言いがたいものです。必ずしもグループ化する必要はなく、いずれかの階層に置く必要もないからです。

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