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Scrivener FAQ|Windows版の初回起動がわかりません

Scrivener FAQ

Windows版 Scrivener 3の初回起動から最初のプロジェクト(原稿の企画)を保存するまでの手順を紹介します。

Scrivenerのインストール手順はOSの標準的なものですが、アプリを初めて起動するときの初期セットアップは、Scrivenerの特徴を反映したものなのでちょっと難しいと思います。

Step 1|バックアップフォルダを選択

Scrivenerはデフォルトで原稿のバックアップを作成します。このため、初期セットアップで、バックアップ先のフォルダを指定するように求められます。Scrivenerが最初に設定させる項目がバックアップ先であることは、このアプリの特徴をよく示しているといえるでしょう。原稿は何よりも大切なものです。

デフォルトではユーザフォルダの下になりますが、これでは内蔵ディスクの故障や、パソコン本体の紛失時に、バックアップも失うことになってしまいます。万全を期すには、外部ハードディスクや、クラウドストレージと同期するフォルダを指定するべきです。

理想的には、「クラウドと保存するフォルダの中の、どこかのフォルダ」を指定することをおすすめします。また、Scrivenerは書きかけの原稿(プロジェクト)をクラウドに保存するときはDropboxを使うように推奨していますが、バックアップはZIPで圧縮されるので、OneDriveやGoogle Driveなど、Dropbox以外のサービスを使ってもかまいません。

バックアップ先のフォルダを変更するには、「バックアップ・フォルダの選択…」ボタンをクリックしてフォルダを指定します。とりあえず変更せずに進む場合は、変更しなくてもかまいません。

次の設定画面へ移るには「次へ」ボタンをクリックします。以後の画面でも同じです。

なお、あとからバックアップ先を変更するには、[ファイル]→[Options…]を選び、「バックアップ」タブを選びます。

Step 2|キーボードショートカットのタイプを選択

Windows版のScrivenerはキーボードショートカットをアプリ内でカスタマイズできます(この機能はMac版にはありません)。

細かく変更できますが、初期設定のセットとして、「Windows版 ver.3風」「Windows版 ver.1風」「Mac版風」の3種類から1つを「Default Shortcut scheme」から選べます。あとから変更できるので好みで選んでください。

なお、あとから変更するには[ファイル]→[Options…]を選び、「キーボード」タブを選び、「インポート…」からセットを読み込みます。

Step 3|チュートリアルを開くか

Scrivenerには自学自習できるチュートリアルが付属しています。チュートリアル自体がScrivenerプロジェクトですので理想的な書き方も学べますが、当然英語です。

チュートリアルを開く場合は「Take the Interactive Tutorial Now」ボタンを、それ以外の場合は「Scrivenerを始める」ボタンを、それぞれクリックします。

なお、あとからチュートリアルを開くには、[ヘルプ]→[Interactive Tutorial…]を選ぶか、新規プロジェクトの作成ダイアログウインドウで「スタート画面」カテゴリにある「対話式チュートリアル」を選びます。

Step 4|ライセンスの確認

Scrivener 3は有償の製品です。購入するとシリアル番号が発行されるので、それをアプリへ入力してライセンスを登録します。

  • いますぐ購入するには、「Buy Now」ボタンをクリックします。旧バージョンからアップグレードする場合は「Upgrade from an older version」をクリックします。ここでは購入手続きは省略します。
  • すでに購入済みであれば、「Enter License…」ボタンをクリックし、表示に従ってシリアル番号などを入力します。
  • とりあえず体験版として使うには、「Continue Trial」ボタンをクリックします。

Step 5|プロジェクトテンプレートの選択

Scrivenerでは、1つの作品を「プロジェクト」として保存します。実際には拡張子「scriv」がついたフォルダで、その内部にさまざまなファイルを収めます。プロジェクトフォルダの内部構成は決められているので、エクスプローラーから変更しないよう注意してください(プロジェクトフォルダはMacでは1つのファイルとして表示されます)。

プロジェクトは、用意されているテンプレートから好みのものを選んで作成します。ウインドウ左側にあるのがカテゴリで、カテゴリを選ぶと右側に個別のテンプレートが表示されます。ただし、ほとんどのものは英米式の作品にあわせてあるので、ここでは最もシンプルで汎用性の高い白紙のテンプレートをおすすめします。これには、「Blank」→「Blank」の順にクリックして選択し、「作成」ボタンをクリックします。

なお、プロジェクトテンプレートは自分で作成できます。これには、[ファイル]→[名前を付けてテンプレートを保存…]を選びます。

Step 6|プロジェクトの保存

Scrivenerは、プロジェクトのテンプレートを選ぶと、最初に保存します。一般的なアプリではまず「書類1」や「名称未設定」として開き、保存するタイミングはユーザー任せですが、保存する前にアクシデントがあるとせっかくの原稿を失うおそれがあります。そのため、Scrivenerは何よりも前に保存させられます。

一般的なアプリのファイル保存と同様に、好みの名前を付けて「保存」ボタンをクリックします。名前は暫定の作品名として扱われますが、最初からタイトルが決まっていることは少ないでしょうから、ほかのプロジェクトと区別がつけば何でもかまいません。

Step 7|作業の開始

図のようなウインドウが開いたら、執筆あるいは構想の開始です。これがScrivenerですべての作業の起点になるウインドウです。

Scrivenerは、文字入力の間隔があいたり、ウインドウを閉じると、自動的にプロジェクトを保存します。作業を終えたら、ウインドウを閉じる(あるいはアプリを終了する)だけでかまいません。

Step 8|作業の再開

Scrivenerは、その起動時に、前回のアプリ終了時に開いていたプロジェクトを自動的に開きます。このため、プロジェクトファイルから起動するよりも、アプリを起動するほうがおすすめです。

もしもプロジェクトファイルから開きたい場合は、プロジェクトフォルダの直下にある拡張子「scrivx」ファイルをダブルクリックして開きます。

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