iOS版のScrivenerアプリが起動しない、あるいは、プロジェクトを開けなくなったときは、以下の対策を試してみてください。
Scrivenerをリセットする
アプリをリセットするだけなので、プロジェクトには影響しないはずです。
- Scrivenerアプリを強制終了します。(ホーム画面から起動中のアプリが並ぶ表示を開いて、Scrivenerの画面を上へ飛ばします)
- (Scrivenerアプリではなく)「設定」アプリを開いて、[Scrivener]→[Reset Scrivener]→[Clear Dropbox Sync Cache]と[Reset Project Search Indexes]オプションをオンにします。
- Scrivenerを起動します。
Dropbox関係をリセットする
- ScrivenerでDropboxとの同期をいったん解除し、再度ログインします。
- Dropboxアプリでキャッシュをクリアします。「Dropbox」アプリで、[アカウント]→歯車アイコン→[キャッシュを消去]を選びます。
プロジェクトを救出する
どうしても起動しない場合、Scrivenerアプリの再インストールも考える必要がありますが、そうするとプロジェクトファイルが消えてしまいます。
Dropboxと同期している場合はそちらがバックアップになるので、まずそちらを確認しましょう(Dropboxに関しては省略します)。
しかし、iPhoneまたはiPadの中だけで執筆している場合もあるでしょうし、長期間同期していない場合もあるでしょう。その場合は、パソコンからiPhoneまたはiPadのプロジェクトファイルを直接救出する方法があります。
パソコンとiPhoneまたはiPadをつなぎ、同期するときと同じように設定します(設定は一般的なものなのでここでは省略します)。同期画面の「ファイル」カテゴリ→「Scrivener」を選ぶと、プロジェクトファイルが表示されます。
「Scrivener」直下にあるのは端末内だけにあるプロジェクト、「Dropbox」フォルダの中にあるのはDropboxと同期していたプロジェクトです。
これらをパソコンへコピーするには、デスクトップなど適当な場所へドラッグ&ドロップします。このウインドウはサブフォルダを開けないので、「Dropbox」フォルダはフォルダごと操作します。
コピーするには若干の時間がかかることがあります。転送が終わる前にパソコンで開かないように注意してください。
なお、パソコンから「Scrivener」フォルダへコピーすると、Dropboxを使わずにiOS版アプリへプロジェクトをコピーできます。
Scrivenerアプリを再インストールする
そこまでひどいケースはあまりないようですが、最悪の場合はそれも考えたほうがよいでしょう。