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iOS 16.1、JIS配列の他社製外付けキーボードをサポート

iOS 16.1で、サードパーティー製外付けキーボードに対し、JIS配列がサポートされるようになりました。JIS配列とUS配列の両方を使い分ける場合にも対応します。


従来iOSおよびiPad OSでは、JIS配列のサードパーティー製外付けキーボードをサポートしていませんでした。サードパーティー製外付けキーボードそのものはサポートされていましたが、US配列として扱われてしまうため、記号類の入力に難がありました(Appleや、Logicoolの一部製品であればJIS配列も扱えたようですが、筆者は所有していないので詳細は知りません)。

GIZMODOの記事によると、この仕様が修正されたようです。

→「遅すぎるくらいだが嬉しい!iPadOS 16.1、JIS配列の外部キーボードに対応してます」(GIZMODO)

設定手順は記事のとおり、「設定」→「一般」→「キーボード」→「ハードウェアキーボード」→「Keybord Type」の順に選び、「JIS(日本語)」へ切り替えます。

ただしこの設定は、外付けキーボードを接続したときだけ表示されます。先に接続を済ませる必要があります。

また、起動中のアプリには変更が適用されないようです。設定が反映されていないようにみえるときは、アプリを再起動します。

この設定はキーボード1台ずつ行えるので、複数台の外付けキーボードを使い分ける場合も対応します。JIS配列とUS配列の両方を使っている場合は、それぞれに適した配列を指定できます。

複数台を同時に接続すると、同じ画面に「キーボードを選択」の欄が追加されます。上段でキーボードを選び、下段でその配列を選ぶという流れです。US配列として設定するには「ANSI」を選びます。

なお、iOSでは従来より外付けキーボードに対して、一部の機能キーに別のキーを割り当てられます。これも配列と同様に、キーボードごとに設定できます。

iOS端末のScrivenerを使って本気で原稿を書こうとすると、外付けキーボードを使うといろいろいいことがあるものの、以前はJIS配列がサポートされていなかったので、カギ括弧や長音を多用するジャンルの原稿を書くときは配列の読み替えが大きな手間になり、結局多くの場合はUSキーボードを別途購入する必要がありました。しかしiOS 16.1からは、JISキーボードでもかまわないことになったわけです。

ところで、iOSでは他社製の日本語入力アプリが外付けキーボードから使えません。たとえばATOKを購入しても、画面のソフトウェアキーボードからしか使えず、外付けキーボードからは使えませんでした。この仕様も変わっていないかと期待しましたが、いまのところ他社製アプリの動作は確認できませんでした。

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