【検証バージョン;Mac版=3.3.1、Windows版=3.1.5.1】
Scrivenerで本文を入れ替えるというとまずバインダーを考えますが、これはテキストやフォルダなどの単位の操作になります。
しかし実は、1つのテキストの中にある本文に対しても、1ステップの操作で、段落の順序をまるごと入れ替えられます。
次の図では、1つのテキストの中に3つの段落があります。色付きで強調表示されている3つめの段落に縦棒カーソル(キャレット)がある状態です。
ここで、次のキーボードショートカットを押すと、その方向に段落ごと移動します。
- Mac:command+control+方向キー
- Windows:Control+Alt+Shift+方向キー
たとえば、上へ移動するには「↑」キーを使います。次の図は、command+control+↑キーを押したところです。
左右の方向キーは、インデントになります。図のように最上位の階層にあるときは、左方向には移動できません。
この操作は、プルダウンメニューでは[編集]→[移動]以下にあります。テキストの中(エディタの中)にカーソルがあれば段落を、バインダーがアクティブであればバインダーで選択しているアイテムを移動します。
なお、Windows版では、目的の範囲を選択してドラッグ&ドロップして文章を入れ替えられます。以前はMac版でもできた記憶があるのですが、少なくともいまのバージョンではできません。
また、iOS版では、このキーボードショートカットは、エディタの中にカーソルがあっても、そのテキストを含むバインダーアイテムの位置を入れ替えます。