Scrivenerの個別の機能を自分の作品でどのように使うかはアイデア次第ですが、ヒントとして、この記事ではコレクションの活用例を紹介します。
たとえば、ラベルやステータスで進行状況を確認している場合は、「ラベルが“後まわし”のアイテム」を検索してコレクションとして保存すると、後まわしにしたアイテムの一覧を手軽に確認できます。次の図は私の著書のものですが、プロフィールを後まわしにしたままであることがわかります。
また、次の例は「タイトルが“column”であるアイテム」を検索してコレクションとして保存したものです。コラム記事のアイテムはすべて「COLUMN」というタイトルにしているので、アイテムのタイトルを検索すれば、原稿全体からコラムの一覧を確認できます。このとき、ラベルで進行管理していれば、後まわしにしたコラムがあってもすぐにわかります。
コレクション機能そのものの使い方については、書籍をご覧ください。
- 『考えながら書く人のためのScrivener入門』(Ver.2.8対応版):
6-6-3「検索条件を保存する」(148ページ) - 『考えながら書く人のためのScrivener入門 ver.3対応改訂版』:
5-3-4「検索条件をコレクションとして保存する」(278ページ)
なお、Mac版 Scrivener 3.1.5ではバインダーの上と右側に無用な空きができるバグがありますが、コレクションを表示していればこのバグは出ません。